古民家の改修「浄泉寺」

 2015年9月、埼玉県吉見町に浄土真宗本願寺派吉見布教所浄泉寺が開山しました。

 この建物は、元々埼玉県飯能市にあった茅葺き民家で、吉見町に〈離れ〉として移築再生されたものでした。

 縁あって、この建物を〈お寺〉に改修する仕事をさせていただきました。

 設計は「バウビオロギー」の日本での第一人者・石川恒夫氏、施工は「(株)ビオ クラフト」(旧エコ・もの・ファーム)の落合伸光氏です。都幾川木建は大工工事を担当しました。

 ドイツを源流とする「バウビオロギー」という建築思想が、どのように日本の古民家に生かされ、また、お寺という極めて日本的で伝統的な宗教施設として成立していくのか。大変貴重な、そして学びの多い経験をさせていただきました。

 仕事として難しかったのは、富山県から移してきた、背の高い宮殿(くうでん・仏像を安置)とお内陣(仏具)をいかに既存の民家構造の中に納めるかでした。屋根はそのままに、梁組みだけを解体再構成して、ドーム状の天井(金色に光る)に仕上がりました。